NISA・積立

月1万円の積立は意味がある?10年・20年・30年を数字で考える

攻略ノート · NISA・積立

月1万円の積立は意味がある?10年・20年・30年を数字で考える

約5分で読める情報確認:2026年10月05日学習ポイント +20 XP
このクエストのゴール積立の試算が、将来の結果を約束しないことが分かる
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このクエストの攻略手順(目次)
  1. 月1万円を続けた場合の試算
  2. 積立額・期間・コストを変えて試す
  3. 「意味があるか」は、目的で変わる
  4. 長く続ければ、損をしない?
  5. 将来の300万円は、今の300万円と同じとは限らない
  6. NISAを使うと、何が変わる?
  7. 月1万円で始めるときの決め方

月1万円でも、10年積み立てれば元本は120万円、20年なら240万円です。少額だから意味がないと切り捨てるより、何に使うお金を、いつまでに、いくら準備したいのかから考える方が役に立ちます。

一方で、月1万円の投資を続ければ将来必ず十分な資産ができる、という意味でもありません。積立額、期間、運用結果の3つを分けて数字を見てみましょう。

月1万円を続けた場合の試算

次の表は、最初の運用資金0円、毎月末に1万円を積み立て、年率を12で割った月利で複利計算したものです。各利回りが全期間で一定と仮定し、税金・手数料・インフレを考慮していません。特定商品の予想リターンではありません。

仮定した年率10年後20年後30年後
−3%103.8万円180.6万円237.6万円
0%120.0万円240.0万円360.0万円
3%139.7万円328.3万円582.7万円
5%155.3万円411.0万円832.3万円

単位は万円。小数第1位に四捨五入。月利 r、積立回数 n のとき、1万円 × {(1+r)n−1}÷r。r=0 の場合は1万円 × n。独自計算。

3%の仮定では、20年後の金額は約328.3万円です。元本240万円との差は約88.3万円。ただし、実際の市場は毎月一定のペースで増えるわけではなく、利益が出る年も損失が出る年もあります。積立投資では、その順序によっても結果が変わります。

積立額・期間・コストを変えて試す

上の表は費用0%の試算です。下の実験室では、費用を含めた違いも確認できます。初期値は年率3%、費用Aが0.1%、Bが1%。表と同じ条件にするには、費用を両方0%にしてください。

CALCULATION LAB

積立とコストの実験室

金額・期間・費用を変えて、違いを見てみよう。

年率は−20〜20%、費用は0〜5%、期間は1〜40年で試せます。商品や投資額のおすすめを示すものではありません。

毎月10,000円 × 20年 / 費用控除前の年率3%

積み立てた元本240.0万円
Aの評価額324.7万円
Bの評価額294.8万円

AとBの評価額の差:29.9万円(Aが大きい)

どちらも仮定による結果です。将来の利益を保証しません。

計算の前提と式を確認する

初期資金0円、毎月末に積立。費用控除前の年率から年率費用を引き、12で割った月利が全期間で一定と仮定する簡易モデルです。実際の日々の信託報酬計算とは異なります。税金、購入・売却費用、その他費用、インフレは考慮しません。

月利 r =(年率 − 年率費用)÷ 100 ÷ 12、回数 n = 年数 × 12。評価額 = 毎月の積立額 × {(1+r)n−1}÷ r。r=0なら積立額 × n。結果は万円単位で小数第1位に丸めます。

入力値はこのページの計算にだけ使い、保存・外部送信しません。ページを開き直すと初期値に戻ります。JavaScriptが使えない環境では初期条件の結果のみ表示します。

「意味があるか」は、目的で変わる

例えば20年後の資金として300万円を目指すなら、元本だけで240万円を積み上げる月1万円の積立は、目標のかなりの部分を支えます。一方、同じ期間で2,000万円を必要とするなら、月1万円だけを計画の中心にするには不足が大きいと分かります。

ここで利回りの仮定だけを引き上げて帳尻を合わせると、計画が相場任せになります。目標までの期間を延ばせるか、将来積立額を増やせるか、他の貯蓄と合わせられるかを確認しましょう。

自分で決めやすい部分を先に考える

20年間で、月1万円の元本は240万円。月2万円なら480万円です。運用が0%の仮定でも、毎月の積立額を変えることによる差は計算できます。

長く続ければ、損をしない?

長期・積立・分散は投資を続けるための考え方ですが、元本保証ではありません。金融庁も、株式や投資信託には元本割れの可能性があると説明しています。出典:金融庁「資産形成の基本」

表の年率−3%の例では、20年積み立てても評価額は約180.6万円で、元本240万円を下回ります。また、長い間運用が順調でも、お金を使う直前に下落することがあります。必要な時期が近づいたら、使う金額をいつ現金などへ移すかも考える必要があります。

将来の300万円は、今の300万円と同じとは限らない

仮に物価が毎年2%ずつ上がるなら、20年後の300万円の購買力は、現在の約201.9万円相当です。300万円 ÷ 1.02の20乗で計算した仮定で、将来の物価上昇率の予測ではありません。

将来の目標額は、現在の金額のまま固定せず、生活費や学費などの変化に応じて見直します。資産が名目上増えたことと、買えるものが増えたことは同じではありません。

NISAを使うと、何が変わる?

NISAは、対象となる投資の利益を日本の税制上非課税にする仕組みです。月1万円なら年12万円なので、つみたて投資枠の年間120万円の範囲に収まります。ただし、この記事の計算表はもともと税金を差し引いていないため、「NISAだから表の金額よりさらに増える」という計算にはなりません。参考:金融庁のNISA制度案内

制度に慣れていない場合は、NISAの始め方で、口座と商品を分けて確認してください。

月1万円で始めるときの決め方

  1. その1万円を積み立てても、近い支払いに困らないかを確認する。
  2. 目標額と使う時期を書き、元本だけならいくらになるか計算する。
  3. 商品内容と費用を確認して、積立の金額・方法を設定する。
  4. 家計が変わったときと、あらかじめ決めた時期に見直す。

増額するか迷う場合は、運用益が出たかどうかより、毎月の家計に継続的な余裕ができたかで考えます。比較検討を進めたい人は、SBI証券と楽天証券の比較で、実際の積立方法と費用を確認できます。

QUEST CHECK

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元本と運用収益を区別し、損失が出る場合や物価の影響も確認できた。

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