ビットコイン積立の手数料は本当に無料?販売所価格とスプレッドの見方
このクエストの攻略手順(目次)
ビットコインの自動積立を選ぶときは、「積立手数料0円」だけを見て決めないことが大切です。サービスの利用料が無料でも、提示される購入価格にコストが含まれる場合があります。
このページでは、販売所のスプレッドと積立の価格条件を分け、同じ予算で受け取れるビットコインの数量を比べる方法を説明します。特定の会社が常に最安だという順位付けはしていません。
「無料」の対象は、どの費用?
| 確認する費用 | 何のコストか | 見る場所 |
|---|---|---|
| 積立サービス手数料 | 自動購入サービスの利用料 | 積立サービスの概要 |
| 購入価格に含まれるコスト | 基準となる価格との差や手数料相当額 | 価格・手数料に関する注意事項 |
| 売買手数料 | 注文が約定した際などにかかる費用 | 販売所・取引所それぞれの料金表 |
| 入出金・送付の費用 | 円の入出金、暗号資産の外部送付 | 入出金・送付手数料のページ |
例えばbitFlyerの販売所は、売買手数料を無料とする一方で、購入価格と売却価格の差であるスプレッドを利用者が負担すると案内しています。これは同社の販売所の説明です。自動積立の約定条件まで、通常の販売所画面と同じと推定するための根拠ではありません。出典:bitFlyer「手数料一覧・税」
Coincheckつみたては、積立サービス手数料と口座振替手数料を無料としつつ、カバー先または同社取引所の価格に対する手数料相当額を0.1〜4.0%と案内しています。急変時や流動性などの状況によって、この範囲を超える場合もあるという条件付きです。出典:Coincheckつみたてのサービス概要
スプレッドと、積立の価格差を混同しない
スプレッドは、ある時点の購入価格と売却価格の差です。例えば、購入価格が1BTCあたり1,050万円、売却価格が1,000万円なら、価格差は50万円です。この例で買ってすぐ同じ提示価格で売ると、他の手数料を無視しても約4.76%の差になります。
計算は「1 − 1,000万円 ÷ 1,050万円」です。この往復の価格差と、特定の基準価格に対する買値の上乗せ率は別の指標です。分母や基準価格を確認せずに、別の会社の数字と横に並べないようにします。
同じ予算で受け取れるBTC数量を比べる
購入条件を同じ時点でそろえられるなら、実際に受け取る数量を比べると分かりやすくなります。次の表は計算方法を示す架空の例で、実際の会社のレートや現在の市場価格ではありません。
| 仮の条件 | Aサービス | Bサービス |
|---|---|---|
| 購入予算 | 10,000円 | 10,000円 |
| 提示購入価格 | 1BTC=1,000万円 | 1BTC=1,030万円 |
| 別途の購入手数料 | 0円と仮定 | 0円と仮定 |
| 受け取る数量 | 0.00100000 BTC | 約0.00097087 BTC |
Bの購入価格はAより3%高く、受取数量はAより約2.91%少なくなります。「価格の差が3%」と「数量の差が3%」は厳密には同じではありません。実際の取引では、数量の丸めや別途の手数料も確認します。
自動積立の実際の買付時刻が会社ごとに違う場合、受取数量の差には市場価格の変化も含まれます。単純に数量が多かった会社を「スプレッドが狭い」とは判定できません。比較するなら、買付時刻・参考市場価格・数量・別途の費用を記録し、複数回で確認する必要があります。
自動積立と取引所での手動購入は、条件が違う
取引所方式では、参加者の注文によって価格が成立します。料金表の手数料が小さく見えても、注文が成立しない場合や、注文数量によって想定より不利な価格になる場合があります。一方、自動積立には自分で購入操作を続ける手間を減らせる利点があります。
「自動で毎日買いたい」という目的なら、取引所の売買手数料だけを比べても、使いたい積立サービスの比較にはなりません。自動化の条件、購入価格の決まり方、入金の方法をセットで確認しましょう。
申し込む前に確認すること
- 希望する頻度と金額で、積立を設定できるか。
- 購入価格に含まれるコストは、何を基準に説明されているか。
- 口座への入金方法と、残高不足のときの扱いはどうなるか。
- 積立の変更・停止が、いつの買付けから反映されるか。
- 円に戻す場合の出金費用や、外部送付の費用はいくらか。
暗号資産には大きな価格変動があります。生活費や近い将来に使うお金を充てず、損失が出た場合の影響を先に確認してください。金融庁は、利用する事業者の登録とサービス内容の確認を呼びかけています。登録があることは、元本や利益が保証されることを意味しません。出典:金融庁「暗号資産の利用者のみなさまへ」
投資全体の予算をまだ決めていない場合は、投資前に現金をいくら残すかを先に整理してみてください。
ひとつ「わかった」が増えたら、クリア!
手数料の表示だけでなく、購入価格やスプレッド、価格変動も確認することが分かった。
投資には損失の可能性があります。最新の条件・費用は公式情報をご確認ください。編集方針