個別株・配当株の始め方|配当利回りだけで選ばないための基本
個別株は、企業を自分で選んで投資する方法です。配当や株主優待が気になる場合も、まずは「何で稼ぐ企業か」と「利益が減ると何が起こるか」を確認しましょう。
値上がり益と配当を、合わせて考える
株式投資では、売却による損益と配当の両方を見ます。配当は必ずもらえる約束ではなく、会社の方針や業績などによって減ったり、なくなったりすることがあります。株価が下がれば、配当を受け取っても全体では損失になる場合があります。
10万円で買った株を10万5,000円で売り、配当3,000円を受け取ったなら、合計は8,000円のプラス。9万円で売った場合は、同じ配当でも7,000円のマイナスです。税金・手数料は考慮していません。
高い配当利回りには、理由がある
配当利回りは、1株当たりの年間配当額を株価で割った指標です。配当予想が同じでも、株価が下がると見かけの利回りは上がります。「利回りが高いから割安」と結論づけず、その配当予想を維持できそうか確認します。
- 売上高だけでなく、利益や営業キャッシュフローはどう動いているか。
- 一時的な利益や記念配当が含まれていないか。
- 借入金、今後の投資計画、配当方針に無理がないか。
数字は会社の決算短信、有価証券報告書、決算説明資料などで確認できます。ニュースの見出しを読むだけでなく、会社自身が説明する悪化要因や事業上のリスクも読みます。
証券会社は、使う注文で比べる
| 確認すること | 見ておきたい条件 |
|---|---|
| 少額で買う | 単元未満株の取扱い、注文時間、約定方法 |
| 売買する | 対象取引の手数料と、価格に含まれるスプレッド |
| 外国株を買う | 取扱市場、為替コスト、現地費用 |
| 調べる | 決算資料へのアクセス、銘柄検索、管理画面 |
サービス全体の「無料」という見出しと、自分が使う注文の条件が一致するかが大事です。NISA口座で取引する場合も、すべての費用や外国での課税がなくなるとは限りません。
1社への集中を、金額で確認する
自分の勤務先と同じ業界へ投資を集中すると、収入と資産が同じ景気変動の影響を受けることもあります。「好きな会社だから」で終えず、資産全体に占める金額を確認します。
企業を継続して調べる時間をどの程度取れるかも選択の条件です。複数の企業をまとめて持つ方法が気になったら、投資信託・ETFとの違いも確認してください。
公式資料で確認
日本取引所グループ:株式を学ぶ。個別企業の判断には、その会社が公表する最新の決算資料も必要です。
ひとつ「わかった」が増えたら、クリア!
配当だけでなく値下がりも含めて収支を考えられる。
投資には損失の可能性があります。最新の条件・費用は公式情報をご確認ください。編集方針